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葉酸サプリに副作用はあるの?過剰摂取の危険性は?

葉酸サプリは薬みたいに副作用とかあるのかな…。
安全に葉酸を摂取できる方法を知りたい。

葉酸を摂取する手段のひとつとして葉酸サプリが挙げられます。

簡単に葉酸が摂れるといってもママの体内に入れるものですし、赤ちゃんの体に影響することなので、危険性がないか心配ですよね...

そんな不安を解消するために、この記事では葉酸サプリに副作用があるのか、どんなときに起こるのかについて紹介していきます。

そもそも葉酸には副作用があるの?

疑問に思っている夫婦

葉酸は用法・用量を守って飲めば、副作用はありません。しかし、逆に言えば、過剰摂取といった間違った飲み方をしてしまうと、副作用が起こる可能性があるということです。

では、葉酸が含まれている食べ物やサプリメントはすべて、過剰摂取してしまうと危ないのでしょうか。実はそうではありません。

葉酸にも2種類があり、飲みすぎが危険な葉酸、と、飲みすぎの心配がない葉酸があります。具体的には次の通りです。

  • 飲みすぎが危険な葉酸:合成葉酸
  • 飲みすぎの心配がない葉酸:天然葉酸

この飲みすぎてしまうと危険な「合成葉酸」は主にサプリメントに含まれている葉酸です。しかし、きちんと用法容量を守れば副作用が出る恐れはありません。

一方、天然葉酸は野菜、肉、魚といった普段の生活で口にする食材に含まれている葉酸です。こちらは合成葉酸ほど量に気を付けなくても大丈夫です。

まとめると、「副作用を出さないためにはサプリメントの取りすぎに注意」ということになります。

補足:合成葉酸は「合成」だから危険なの?
合成葉酸は飲みすぎると危険な葉酸ですが、その理由は「化学合成で作られた葉酸だから」ではありません。合成葉酸の安全性は認められており、厚生労働省が推奨する葉酸も「合成葉酸」です。飲みすぎると危険であるのは、あくまでも合成葉酸の成分の特性によるものです。

さて、ここで気になってくるのが、サプリメントから摂れる「合成葉酸」についてですよね。

疑問(1) 葉酸をどれくらい飲んだら「過剰摂取」になるの?

葉酸サプリメントと水

過剰摂取となる合成葉酸の量の目安は、1日1000μg以上です

厚労省の厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」に記載されている、適切な摂取量と比べてみると、妊娠を計画している女性の推奨量:1日400μgとなっています

それにともなって、サプリメントに含まれている量は1日分で400μgが目安となっています。下の表は人気のあるサプリメントの葉酸含有量の一覧です。

人気サプリの葉酸含有量/1日
サプリ名 葉酸含有量/1日
ベルタ葉酸サプリ 400μg(4粒)
はぐくみ葉酸 400μg(3粒)
オーガニックレーベル葉酸 400μg(2粒)

ですので、サプリメントを一気に二日分以上を摂取すると「過剰摂取」になることがわかります。

「1日1000μg以上飲んだことある...危険性ある..?」

一日に2日分以上なら飲んだことあるかも...過剰摂取になっていないかな

1000μgが過剰摂取のボーダーラインであると紹介しましたが、つい飲みすぎてしまったり、飲んでいなかった日の分をまとめて飲んでしまったこともあると思います。

こうしたケースのように、1000μg以上摂ってしまったらすぐに過剰摂取の症状が出るのでしょうか?

実は、1日に1000μgを摂っても過剰摂取にすぐにはならない可能性があります。

これは、サプリメントの葉酸の吸収率によるもので、1000μgをとっても80%ほどしか吸収されないためです。

また、葉酸は水に溶けやすい(水溶性)のビタミンなので、余分な葉酸が尿や汗で排出されやすいという特徴もあります。

こうした理由から、厳密に1000μg以上が過剰摂取ではないため、一回飲みすぎてしまった程度では問題ありません。しかし、何度も過剰摂取を行うことは危険性がありますので、注意が必要です。

疑問(2) 葉酸を過剰摂取したら、どんな危険性がある?

白いサプリメント

はじめに知っておきたいのが、葉酸の過剰摂取は、お母さんだけでなく赤ちゃんにも悪影響を及ぼすということです。

まずお母さんへの悪影響を紹介すると、葉酸を過剰摂取した場合、母体に「葉酸過敏症」が起こることがあります。

この「葉酸過敏症」は、そのものが直接悪い影響を与えるわけではなく、発熱といった症状を引き起こしてしまうものです。

葉酸過敏症による具体的な症状は以下のようなものです。

  • 発熱
  • 蕁麻疹
  • 紅斑
  • かゆみ
  • 呼吸障害
  • 吐き気

また、このような症状に加え、母体へ「亜鉛吸収率の低下」という悪影響を与えてしまうことがあります。

簡単に説明すると、葉酸の過剰摂取によって重要な栄養素「亜鉛」が足りなくなる可能性がある、ということです。

亜鉛と妊娠の関係性とは?
亜鉛:妊活中、妊娠中、授乳中にかけて必要な栄養素。葉酸と飲み合わせることで、「胎児の先天性リスクを減らす」「胎児の細胞分裂を活発化させる」という働きがある。

亜鉛は普通に摂取していれば、葉酸と相性がよく、良い相乗効果をもたらしてくれます。

しかし、葉酸だけを摂りすぎてしまうと、「葉酸」と「亜鉛」が結びついてしまいます。その結果、亜鉛が不足し、本来もつ「よい効果」を発揮できなくなってしまいます。

葉酸を過剰摂取すると赤ちゃんへの影響も

さきほどもお伝えした通り、葉酸の過剰摂取は赤ちゃんにも悪影響を及ぼします。この赤ちゃんへの副作用として考えられるのは「喘息」です。

平成23年に行われた「独立行政法人国民生活センター」の調査によると以下のようになっています。

「妊娠後期(30-34 週)に 1mg の葉酸(プテロイルモノグルタミン酸)のサプリメントを飲んでいた場合は、飲んでいなかった場合と比べて、小児が 3.5 歳の時点で喘息にな るリスクが 1.26 倍高かった」という報告(注 8)もある。

引用:胎児の正常な発育に役立つ「葉酸」を摂取できるとうたった健康食品|独立行政法人国民生活センター

、妊娠中にサプリメントを1000μg(1mg)以上飲んでいた場合、赤ちゃんが喘息になるリスクを1.26倍上げてしまう恐れがある、ということが書かれています。

記事のはじめで、「サプリメントは1000μg以上摂ると副作用がある」とお伝えしましたが、まさに1000μg以上摂取すると赤ちゃんにまで悪影響を与えてしまします。

生まれてきた赤ちゃんが、ツライ思いをする可能性を少しでも避けるために、母体だけでなく赤ちゃんを守るためにもサプリメントからの葉酸の摂りすぎには注意しましょう。

葉酸サプリを摂った場合、葉酸以外の成分には副作用はある?

白いサプリメント

ここまででは葉酸の副作用について紹介してきました。内容をまとめると、「葉酸は、サプリメントを飲みすぎていなければ副作用のリスクはない」ということでした。

では、その葉酸以外の他の成分には副作用はないのでしょうか?

「葉酸サプリメント」には葉酸以外にもビタミンなどの妊婦の身体をサポートする成分が含まれています。

葉酸以外の成分も葉酸と同じように、飲みすぎない限り副作用の心配は必要ありません。サプリメントは葉酸以外の成分も推奨量を守られるように作られているため、通常の飲み方では副作用は起こらないからです。

葉酸以外で含まれることが多い成分とその含有量は

  • 鉄分(1粒約15~20mg)
  • カルシウム(約230~240mg)

です。

妊娠中の女性の推奨量は鉄が27mg、カルシウムが1000mgになっているので、通常の食事を考えても過剰摂取になる心配はありません。

参考:鉄 | 海外の情報 | 医療関係者の方へ | 「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業

カルシウム | 海外の情報 | 一般の方へ | 「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業

サプリには食品添加物が含まれるって聞いた。これは安全なの?

「葉酸サプリによっては、添加物が配合されてるって聞いたけど、大丈夫なの...?」と思われている人もいるかもしれません。

しかし、「食品添加物」によって悪影響を被る可能性は低いといえます。

これも研究によって食品添加物を食べてもよいことが明らかにされています。

国立研究開発法人「医薬基盤・健康・栄養研究所」のHPには以下のように記載されています。

食品添加物とは「食品の製造過程で、または食品の加工や保存の目的で食品に添加、混和などの方法によって使用するもの」(6) で、安全性が確保されているので、食べても大丈夫です

引用:妊娠中の食事とサプリメントについて|国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所

食品添加物はそもそも安全性が確保されているため、通常サプリメントや食品にまれているものであれば問題がないと考えられます。

それでも「添加物が入っていないサプリがいい!」という方には、「ベルタ」や「メルミー」といった無添加の葉酸サプリがおすすめです。

葉酸サプリの副作用に関するまとめ

最後に、葉酸サプリの副作用についてまとめます。ポイントは大きく分けて3つあります。

  • 葉酸を摂りすぎると母体(葉酸過敏症)と赤ちゃん(喘息)を害する可能性がある
  • 過剰摂取になる葉酸の量は、1日1000μg以上
  • 葉酸サプリは用法用量を守れば過剰摂取にはならない

葉酸の摂取にはサプリがおすすめですが、どれだけの含有量のものが良いかは個人によって異なります。

くれぐれも過剰摂取による副作用を起こさないよう、自分に合ったサプリを選ぶようにしましょう。

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