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妊娠期間は3つにわかれる!週数に応じた体のケア方法を把握しよう

一般的な妊娠期間は「十月十日」といわれますが、約40週間です。この期間の女性の身体は劇的な変化を起こしながら、おなかの中の赤ちゃんを育みます。全体では3つの期間に分けることが多く、それぞれに大変なこともありますが、それ以上に喜びがある特徴的な時期です。この記事では、妊娠期間がよくわからない、妊娠期間ごとに出てくる症状が知りたいという妊娠中の女性を対象に、妊娠期間ごとの体の変化とケア方法を解説していきます。

妊娠期間1:妊娠超初期

この段落では妊娠の最も早い段階である「妊娠超初期」について解説します。この時期は、明確な自覚症状がなく、気が付かないうちに過ぎてしまうこともあります。単なる体調不良と勘違いしがちなので、こころあたりのある人は意識しておいたほうが良いでしょう。

妊娠超初期の特徴

妊娠超初期とは、妊娠してから妊娠週数0~3週目のことで、妊娠に気付きにくい時期といえます。妊娠週数の数え方では、28日周期の月経がベースになっていて、最終月経の初日を0週0日とみなします。妊娠0週は最終月経の期間です。通常、最終月経開始から2週間後に排卵が起こり、身体の中では精子が卵子に出会うために卵管を泳いでいきます。その精子が卵管采の卵子と出会って受精すると、受精卵が子宮まで運ばれるのです。排卵後の7?10日ほどで受精卵が子宮内膜に着床して妊娠が成立するわけです。
この時点で既に妊娠3週に入っています。体調の変化は受精卵の着床以降に起こります。子宮内膜の成長を促す女性ホルモンの分泌が活発になり、全身のホルモンバランスが崩れるためです。なんとなく胃がむかつく、おなかや腰が張る感じや肌が荒れ気味になったりします。情緒不安定になり急に泣きたくなったり、怒りっぽくなったりする場合もあるのです。その他、乳頭が敏感になって下着と触れているだけで痛みを感じたり、おりものの量が増えることもあります。

妊娠超初期の体のケア方法と過ごし方

妊娠超初期には、妊婦自身が意識していないために通常の生活習慣で過ごしてしまいがちです。知らずにおなかの赤ちゃんに悪影響を及ぼす行為を行っていることがあります。よくあるのが、妊娠に気づかず飲酒や喫煙をしたり、妊娠中は飲めない頭痛薬や胃腸薬などを飲んでしまったりしているケースです。おなかの赤ちゃんへの薬の影響は時期によって異なります。赤ちゃんの器官の形成される順番が決まっていて、その形成期に投薬の影響が現れることがあるのです。妊娠前なら赤ちゃんへの影響はほぼないので心配しなくても良いでしょう。
また、妊娠週数0~3週目の妊娠超初期での投薬の影響もないといわれています。しかし、妊娠週数4週目以降になると、赤ちゃんの脳や脊髄などの中枢神経系が形成されていくため、薬の影響を受けると細胞分裂が正常に行われなくなる場合があるのです。妊娠に気づかずに薬を飲んでしまい、どうしても心配なら医師に相談する方法があります。精神的な不安はなるべく取り除いておきましょう。

妊娠期間2:妊娠初期

妊娠初期には身体が少しずつ出産に向けて変化を始める時期です。妊娠特有のさまざまな現象が発現していきます。生活スタイルを出産に向けて整えていく重要な時期です。この段落では妊娠初期の特徴と注意点について解説します。

妊娠初期の特徴

妊娠開始後の2~4カ月目を妊娠初期と呼びます。おなかが大きくなるなどの見た目の変化はまだありません。ただし、身体の中ではホルモンバランスが大きく変わり、つわりがひどくなる時期です。妊娠初期の終わり頃には落ち着きます。主なつわりの症状は、吐き気、胸焼け、においに敏感になることなどです。また、便秘気味になったり、常態的な眠気、疲れを感じやすくなったりもします。おなかの中の赤ちゃんについては、受精卵から細胞分裂が進み、身体の器官・臓器・骨格などが形成されて行く時期です。
妊娠超初期の妊娠4週頃には、子宮内の胎のうという袋に包まれた、赤ちゃんの原形となる胚があるだけです。それが、妊娠7週頃になるまでには急速に成長して、2頭身になり手足の区別が付きます。この時期は器官形成期と呼ばれていて、脳・脊髄の中枢神経系から心臓、肝臓などの臓器まで形成されていくのです。さらに妊娠15週頃になると、胎盤が完成し、赤ちゃんの状態が安定してくるので流産の心配が低下していきます。

妊娠初期の体のケア方法と過ごし方

妊娠開始から出産までの期間で、妊娠初期はもっともつわりがつらい時期です。無理をしないで安静を心がけます。できれば、家族の理解を得て横になる時間を増やすと良いでしょう。食事についても、無理をして食べようとすると余計に吐いてしまう可能性があります。栄養を摂ることは、おなかの中の赤ちゃんの生育には重要ですが、この時期は食事も無理をしないことが肝要です。吐き気が強いときには、レモン水などの柑橘系の果物を用いたりして、口をさっぱりさせると少し楽になる場合があります。
体質によってつわりが非常に重いときには入院が必要になるかもしれません。なお、生活習慣の注意点は、赤ちゃんの生育に悪影響のあるものは極力摂らないようにすることです。アルコールやたばこなどは避けて、薬を飲む必要がある場合は医師に相談するようにしましょう。仕事をしているママであれば、産休のスケジュールなどを含めて、今後の職場での仕事の仕方を相談しておきます。

妊娠期間3:妊娠中期

妊娠が進むと赤ちゃんの成長も一段落し、妊婦の体調も落ち着きを取り戻します。おなかの膨らみがだんだん目立つようになり、赤ちゃんの胎動が始まる時期です。ここでは、妊娠中期について特徴と生活の注意点を解説します。

妊娠中期の特徴

妊娠開始後の5~7カ月目を妊娠中期と呼びます。妊娠期間中、最も安定した時期に入り、食欲も戻ってきます。しっかり食べてしっかり栄養を摂ることは良いのですが、食べ過ぎによる体重増加には注意が必要です。体調が良いときには意識的に身体を動かすように習慣化すると良いでしょう。妊婦としての身体の変化は、おなかが大きくなり、乳腺が発達してきます。早い人だと母乳が下着にしみてくる人もいるようです。赤ちゃんを育てる母親としての身体の準備が始まるわけです。
妊娠16週頃の赤ちゃんは、骨格の形成が促進され筋肉もついてきます。身体の動きが活発になり、手足を伸ばしたり、首を左右に振ったりしはじめます。また、髪の毛が生え始めるのもこの時期です。妊娠20週を過ぎると、身体の細部が発達してきて、聴覚を獲得します。まぶたの上下が分離して、エコーなどで見ても顔の表情がはっきりわかるようになるのです。妊娠中期の最終週である妊娠27週頃には、羊水のなかで赤ちゃん自ら回転して向きを変える動作が可能になります。早ければ、男女の外性器が判別できるようになるため、性別がわかる時期です。

妊娠中期の体のケア方法と過ごし方

妊娠中期は母子ともに安定していることが多いのですが、体重の管理には気をつけるようにします。妊婦の体重増加は7~12Kgが許容範囲です。それ以上太ってしまうと、妊娠糖尿病や妊娠高血圧などの恐れがでてきます。太ると難産にもなりやすいので、栄養バランスのとれた食事を心がけることが重要です。妊娠中は太りやすいといわれるので、甘いお菓子や脂っこい食事は程々にしましょう。過ごし方としては、安定期に入ると外出もしやすくなります。
自治体が主催する「パパ・ママ教室」などに夫婦揃って参加してお互いの理解を深めるのも良いでしょう。このようなイベントに参加すると、初めてのママ友もできるため、SNSなどを使った相談相手が見つかります。おなかが大きくなると、身体のバランスを崩して転倒しがちです。とくに足元には注意するようにします。安定期ではありますが、感染症による切迫流産や妊婦特有の病気に掛かりやすい状況もあるため、無理のない規則正しい生活を維持するようにしましょう。

妊娠期間4:妊娠後期

妊娠後期は妊娠の最終段階です。おなかが大きくなってきて内臓が圧迫され、不快感や体調を崩すこともあります。臨月に近くなるとそれも和らぎ、いよいよ出産の時が近づくのです。ここでは、妊娠後期について特徴と生活の注意点を解説します。

妊娠後期の特徴

妊娠開始後の8~10カ月目を妊娠後期と呼びます。これまで以上におなかが大きくなることで、ハリを感じたり頻尿、むくみ、腰痛などを感じやすくなるのです。妊娠後期の初めは子宮が胃を圧迫して食欲がなくなってきますが、出産が近づくにつれて子宮が下がって再度食欲が増してきます。静脈瘤や腰痛など、大きく重くなっている子宮に起因する現象も起きやすくなる時期です。妊娠28週頃の赤ちゃんは、身体の形成がほぼ完了に近づきます。大きくなるので、骨盤の中に頭やおしりを入れた状態で縦向きの姿勢に落ち着くのです。横隔膜を上下させる呼吸様運動も始まります。
また、聴覚が完成するため、積極的に赤ちゃんに語りかけると良いでしょう。妊娠32週頃になると、皮下脂肪が充実しくるため、エコーでも新生児と同じような見かけになるのです。髪が長くなり、爪が指先まで伸びます。羊水量が減少してきて、十分に動くスペースがなくなっていくのもこの時期です。妊娠37?41週頃までの出産を正期産と呼びます。それ以降の妊娠42週に入ると過期妊娠となり、赤ちゃんの健康状態に問題を生じやすくなるため、陣痛を誘発することで分娩させる処置が取られます。

妊娠後期の体のケア方法と過ごし方

妊娠後期には、腰痛やむくみを感じやすいため、マッサージなどを受けることで腰のケアを十分に行います。大きくなったおなかは歩行を困難にすることもあり、とくに階段を踏み外しやすいので気をつけましょう。上り下りはゆっくり行うことを心がけます。妊娠中期同様に、引き続き体重の増えすぎには要注意です。妊娠後期は、出産に向けてさまざまな準備を整える時期でもあります。性別もわかっているため、名前も考え始めると良いでしょう。
育児に使う用品の手配や、自宅の育児スペースとベビーベッドの設置、さらに出産のための入院準備も進めましょう。出産時の流れを確認して、呼吸法などを練習する人もいます。出産が始まる兆候には「おしるし」と呼ばれる軽い出血がみられ、「前駆陣痛」があり、その後で周期的な「陣痛」が始まって「破水」と続くのが一般的です。人により順番が変わったりすることもあります。いずれにせよ、出産時期は早まることもあるため、準備は早めに済ませておいたほうが良いでしょう。

妊娠中におすすめの栄養素

妊娠中に摂ったほうが良いとされるおすすめの栄養素についてチェックしましょう。1つ目は「葉酸」です。葉酸は、血液を増やしたり、細胞分裂をサポートするなどの働きを持っています。赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを下げることも知られています。2つ目は「鉄分」です。妊娠中期以降は貧血になりやすくなります。赤ちゃんの身体の血液の形成に必要とされるからです。鉄分が足りないと低体重の赤ちゃんが生まれるリスクが高くなるといわれています。どうしても不足する場合は、鉄剤で補うことも必要です。3つ目は「ビタミンB6」です。タンパク質をエネルギーに変換する機能を持っていて、つわりの緩和作用も報告されています。
4つ目は「ビタミンB12」です。葉酸の働きを助けるため、同時に取ることが良いとされます。貧血や神経障害、慢性疲労に関係があります。5つ目は「ビタミンC」です。葉酸や鉄分の吸収が良くなり、免疫力を高めたり、コラーゲンの生成にも使われたりする多機能のビタミンです。6つ目は「DHA・EPA」です。DHA・EPAを始めとする必須脂肪酸は体内で生成できないため、食事からしっかり摂る必要があります。とくにDHAは神経細胞の働きを活発にし、赤ちゃんの脳の発育に影響を与えるのです。7つ目は「カルシウム」です。赤ちゃんの骨の形成に必要なので、不足すると母体のカルシウムが失われてしまいます。お母さんの歯や骨に影響することがあるので要注意です。

妊娠したら知っておきたい!産休に入るタイミング

産休とは、産前・産後休業の略称です。お母さんの身体を保護することを目的として、出産前と出産後にとることができる法的に認められた休業になります。産前休業に関して、労働基準法では、出産予定のある女性が申請した場合には、会社は遅くても出産予定日の6週間前に産休を与えなければならないとの規定があります。双子の場合は14週間前から産休取得を希望することも可能です。なお、本人が就業の継続を希望する場合には、無理に産休を取る必要はありません。
働いている女性は、産休を取る1カ月前を目安として上司に相談しておいたほうが良いでしょう。一方で、産後休業に関しては、労働基準法第65条に出産後8週間は就業させてはいけないという規定があります。例外的に、本人の希望と医師の許可を得られた場合にのみ、産後6週間経過後から就労が可能となることがあります。なお、産休とともに育休という制度もあります。育児休業の略称で、出産から最長1年半の取得が労働基準法で認められているのです。子供の1歳の誕生日の前日までが基本なのですが、保育園などの入所が決まっていない場合などには延長が可能となります。

妊娠期間ごとに変わる体!辛い時は無理をしないで

妊婦であるお母さんの身体は急激に変化していきます。妊娠期間ごとに生じる体の変化を把握して、上手に対処できるようにしておく必要があります。主に初期と後期は身体も心も不安定になりがちです。周りの人達とも十分にコミュニケーションを取り、そのときの身体と心の状態を理解しておいてもらうことは重要です。とくにパートナーとはよく話し合っておきましょう。一緒に出産を乗り切れば、さらに深い関係と喜びが得られるはずです。体が辛いときは無理をせずに体を休めて、元気な赤ちゃんの出産に備えましょう。

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