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赤ちゃんに影響あり?妊娠中に起こる下痢の原因と対処法とは?

妊娠中は、下痢が引き起りやすくなるため、長引く下痢やつらい症状に悩まされている人は多いでしょう。また、妊娠中に下痢になると赤ちゃんに良くないと聞いたことがあり不安を抱いている人もいるかもしれません。今回は、そんな妊娠中の下痢に対して不安を感じている女性を対象に、妊娠中に起こる下痢の原因と対処法を解説していきます。

妊娠初期に起こる下痢の原因

妊娠初期は、妊娠前にはなかった体の異変が徐々に起こり始め、その異変が原因で不安や心配が生まれます。さらに、その原因が分からないとなると、不安は増すばかりでしょう。不安を解消するためには、そういった異変がなぜ起こるのか、原因を知っておく必要があります。この章では、妊娠初期に起こる異変の1つ「下痢」について、原因を詳しく紹介していきます。

原因1:ホルモンバランス

妊娠初期に起こる下痢の原因として、まずホルモンバランスの変化が挙げられるでしょう。妊娠初期になると、摂り込んだ栄養を蓄えようとする「黄体ホルモン」の分泌が盛んになります。黄体ホルモンは、妊娠状態を続けるために必要なものですが、腸の動きを鈍くするという反面も持ち合わせているため、便秘になりやすくします。便秘は下痢を引き起こす原因へとつながり、人によっては便秘と下痢を繰り返してしまう場合もあるので注意が必要です。また、ホルモンバランスの変化や体の不調でストレスがたまると、自律神経にも影響してきます。こうした、自律神経の乱れも胃腸の働きを悪くしてしまうため、下痢を引き起こす原因の1つと言えるでしょう。

原因2:つわりの影響

妊娠初期は、つわりの影響によって、食生活が偏ったり、栄養バランスが崩れたりしがちです。その原因としては、つわり中は匂いに敏感になり、温かい食べ物を前にすると気持ち悪いと思ってしまう人が多いことにあります。食べ物の発する匂いに敏感になってしまう人は、匂いの強い温かい食べ物は避け、比較的匂いの少ない冷たい食べ物や水分ばかり摂取してしまう傾向にあります。しかし、冷たいものばかり食べていたり、水分過多になってしまったりすると、栄養バランスを整えることが難しくなるだけでなく、お腹が冷えて下痢になってしまう場合があるので注意が必要です。

原因3:処方された鉄剤の影響

下痢の原因は、処方された鉄剤が影響している可能性もあります。貧血は女性に多い病気のため、生理の有無に関わらず日頃から悩まされている女性は多いです。そういった貧血の症状を改善するために、鉄剤を摂取している人もいるでしょう。しかし、鉄剤には副作用によって下痢や便秘を引き起こすケースがあります。また、鉄剤によっては胃が刺激され、胃がむかつくような症状が出ることもあります。

妊娠初期に起こる下痢の対処法

先に述べたとおり、妊娠初期はさまざま原因によって下痢が引き起ります。しかし、放置したままでは体にも精神的にも負担が大きいので、下痢が起きてしまった場合には、適切な対策が必要です。この章では、前章で紹介した原因をもとに、対処法を紹介していきます。

原因がホルモンバランスの場合

ホルモンバランスの変化が原因の場合は、妊娠初期が終わる頃には治まっているケースが多いです。そのため、下痢だからといって過度に不安にならず、体を休ませながら下痢が治まるのを待ちましょう。特に、下痢など体の不調に悩まされるとストレスや不安がたまりやすくなります。ストレスや不安は自律神経の崩れを起こす原因となりかねないので、医師と相談しながら家で静かに過ごすことが、下痢を悪化させないためには重要です。また、家事や仕事も無理はせず、睡眠を多めに取ると良いでしょう。

原因がつわりの場合

下痢の原因がつわりの場合は、食生活の改善が必要です。つわりでも食べられるような匂いの強くない温かいものを選び、できるだけ多くの栄養素を摂るよう意識しましょう。食べ物が難しい場合は、生姜湯やトマトスープなど、さっぱりしたスープ類なら摂取しやすいかもしれません。不足しがちな栄養も補えつつ体も温めてくれるので、つわりで悩まされている人の強い味方になってくれるでしょう。また、内側からだけでなく、外側からも体を温めてあげると良いでしょう。半身浴などをして体を温めると自律神経が整い、リラックスすることができます。
下痢がひどい場合は、体から水分が過剰に出てしまい、脱水症状を引き起こす場合があります。そのため、下痢の頻度が高い場合は、意識して水分を摂るようにしましょう。

妊娠中期や後期に起こる下痢の原因と対策

下痢は、初期だけでなく妊娠中期や後期でも引き起こる可能性があります。妊娠初期の下痢を乗り越えても、油断はできないので気を付けましょう。この章では、妊娠中期や後期に起こる下痢の原因を解説していきながら、対策も合わせて紹介していきます。

原因

妊娠中期や後期の下痢では、妊娠初期とは打って変わって食べすぎの可能性が出てきます。なぜなら、妊娠中期になると安定期に入り、つわりで食べられなかった人も食欲が戻るためです。つわりからの解放感も合わさって、食欲が増し、制限なく食べてしまう場合もあります。しかし、食べすぎは消化不良を引き起こし、下痢につながるため注意が必要です。特に、刺激の強い辛い物や油分が多い食べ物は、食べすぎると下痢を引き起こしやすくなります。

対策

妊娠中期や後期の下痢対策としては、食べすぎを防ぐために食事をコントロールすることが挙げられます。1日に取る食事の量をあらかじめ決めておくなどして、食べすぎないよう気を付けましょう。その際には、栄養バランスにも気を配り、偏った食事にならないよう配慮することが重要です。また、胃腸を整える食べ物を日頃から意識して食べると良いでしょう。乳酸菌の多いヨーグルト、さつまいもやれんこんなど、食物繊維の多い食べ物は消化を良くする作用があります。食べすぎは下痢だけでなく、体重増加や高血圧なども引き起こしかねないので、上記のような予防と対策をしっかり行いましょう。

妊娠中に注意したい下痢の症状と対処法

妊娠中の下痢はホルモンバランスや食生活が原因となるケースが多く、日頃の食生活や心と体の休養をとることで改善につながるでしょう。しかし、症状によっては前述したもの以外が原因となって下痢が発症している場合があります。この章では、妊娠中の下痢でも注意した方が良いとされる症状や対処法を紹介していきます。

注意したい症状

激しい下痢や嘔吐、熱を伴う下痢は、食中毒や感染性胃腸炎の可能性があります。下痢の症状が重い場合や普段と違った症状の場合は、まずは産婦人科に連絡をしたうえで診察を受けるようにしましょう。なお、症状が重く我慢できないからと言って安易に市販薬を飲むのは、妊娠中は危険なので避けましょう。なぜなら、市販薬によっては副作用などを考慮して妊娠中の服用を推奨していないものもあるためです。したがって、つらい症状が出た場合でも自身で何とかしようとせず、産婦人科や専門科医に相談するようにしましょう。

胃腸炎の予防法

感染症胃腸炎を防ぐには、感染源となるものを避け、口に触れる部分を清潔に保つ必要があります。そのため、普段から手洗い・うがいを徹底するのはもちろんのこと、食品にはよく火を通すなどして、ナマモノを口にするのは避けましょう。
妊娠前はナマモノを問題なく食べていたとしても、妊娠中は免疫力が下がることから、胃腸炎を起こすケースがあります。また、寄生虫に感染すると、流産の可能性や、出産できても発育の遅れが見られるケースがあります。このように、母体だけでなく、お腹の赤ちゃんにも悪影響を及ぼす可能性があるため、口にするものには十分注意しなくてはいけません。

妊娠中の下痢は流産しやすいのか?

「妊娠中の下痢は流産になる可能性がある」というような噂を、耳にしたことがある人もいるでしょう。しかし、下痢によって流産率が上がることは、基本的にないので心配いりません。では、なぜそのような噂が出回っているのでしょうか。それは、下痢が長引くと栄養不足や脱水症状に陥り、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼす場合があるためです。栄養や水分が足りていない状態は、赤ちゃんの発育に悪影響になりかねないため注意が必要です。
下痢の症状が長引いていたり、気がかりなことがあったりする場合は、とにかく医師に相談する方が良いでしょう。心配事を抱え込んでいると、ホルモンバランスや自律神経の乱れを起こしてしまうかもしれません。そうなってしまっては、下痢を解消しようとしてもなかなか良くならないので、不安な点は正しい知識のある医師に相談して解決していきましょう。

妊娠中に下痢にならないようにする方法

そもそも、下痢ならないよう防ぐ方法はないのかと思われている人も多いでしょう。下痢になると色々な不安やストレスも引き起こされるため、下痢の対処だけでなく予防もしていきたいところです。この章では、下痢対策と合わせて知っておきたい、下痢の予防方法を紹介していきます。

体を温める

下痢にならないための予防としてまず挙げられるのは、体を冷やさないよう心掛けることです。体の冷えは、前述したとおり下痢になりやすくしてしまうので注意が必要です。特に、夏などは冷房による冷えすぎに気を付けなくてはいけません。冷房が強い部屋にいる場合は、下半身が特に冷えやすくなるため、靴下や腹巻をして体を冷やしすぎないよう注意しましょう。また、温かい飲み物を積極的に飲んだり、お風呂の際はシャワーだけでなく湯船にしっかりつかったりするなどして、体を温めることを普段から意識しましょう。

食べすぎない

妊娠中の下痢を防ぐなら、食べすぎにも気を付けましょう。特に、妊娠初期のつわりを終えた、妊娠中期と妊娠後期は食欲が旺盛になりやすい時期です。食事の量やバランスの感覚がマヒしてしまっている場合もあるので、食べすぎないことを心がけましょう。食べすぎは、下痢以外の病気を引き起こす原因にもなるため、要注意です。また、量が適切でも同じものばかり食べていては栄養が偏るため、バランスも考えて食事を取りましょう。

乳酸菌を摂る

妊娠中の下痢の原因として、消化不良や腸内環境の悪化も挙げられました。そのため、腸内環境を整える乳酸菌も積極的に摂ることも、下痢予防へとつながると言えるでしょう。乳酸菌が豊富な食べ物としては、ヨーグルトやぬか漬けなどがあります。特に、ヨーグルトにはビタミン・カルシウム・タンパク質といった、健康な体に必要な栄養素が多く入っています。また、なめらかでさっぱりとした食べ心地なので、妊娠初期などつわりの時期にも食べやすい点も嬉しいポイントです。ただし、食べすぎは脂質や糖質の摂りすぎになるので、体に良いからといって食べすぎないようにしましょう。

水分を摂る

妊娠中の下痢は、水分の摂り方にも気を付けましょう。妊娠中は、便秘予防のためにも積極的に水分を摂った方が良いとされています。なぜなら、水分が足りないと便が硬くなり、便秘を引き起こしてしまうためです。しかし、前述した内容から「水分過多の生活は下痢を引き起こすのでは」と思う人もいるかもしれません。たしかに、固形物を食べずに水分中心の生活をしていると、体の水分量が多くなり下痢につながることがあります。しかし、食事と水分のバランスをしっかりと取れば、水分の摂りすぎで下痢が引き起こることはないでしょう。
特に、妊娠初期はホルモンバランスの変化で便秘になりやすく、便秘と下痢を繰り返すケースが多くあります。そのため、下痢を引き起こさないためにも、まずは便秘の予防から始めることが重要です。ただし、先にも述べた通り、水分中心の生活となっては逆効果のため、摂り方には気を付ける必要があります。摂取量の目安としては、便が硬くなるのを防ぐため1日2リットルの水を飲み、合わせてバランスの良い食事を心がけると良いでしょう。

妊娠中の薬は必ず医師に相談しよう

つらい症状が続いたり我慢できないような強い症状が出たりすると、薬に頼りたくなる時もあるかもしれません。しかし、お腹の中の赤ちゃんに影響を与える可能性があることから、妊娠中には飲んではいけない薬があります。症状を和らげようと思って飲んだ薬が、母体や赤ちゃんに思わぬ悪影響を及ぼしては、元も子もありません。そのため、つらい症状が出た際も自分の判断で薬を飲まずに、必ず医師に相談しましょう。

妊娠中によくある下痢なのかを見極めよう

妊娠初期などに起こるホルモンバランスの変化による下痢がお腹の赤ちゃんに影響するケースは非常に少ないです。しかし、感染性胃腸炎は赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性もあるので、注意する必要があるでしょう。また、自己判断で薬を服用すると、万が一のトラブルも起きかねません。下痢の症状で不安になったり普段と異なる症状が出たりした際は、自分で問題を抱え込まず、医師にすぐ相談しましょう。

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