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妊娠中に起きがちなトラブルの対処法。妊婦の体は大きく変わる!

妊娠すると、女性の体は見た目だけでなく体の中も大きく変化します。体が変化するにつれて、それまで楽にできていたことができなくなったり、通常では起こらないトラブルが起こったりするようになるので注意が必要です。

無事に出産するためには、妊娠後にどのような変化が起こるのか、どんなトラブルが起こりやすいのかをあらかじめ知っておくとよいでしょう。

この記事では、出産に向けて妊娠中の過ごし方や注意すべき点について知りたい女性を対象に、妊娠中の過ごし方や注意点などを紹介します。

妊娠中の基本的な過ごし方

妊娠中の基本的な過ごし方イメージ
女性は妊娠によって体が変化すると、生活するうえで気を付けなければならないことが増えるため、過ごし方も変化させることが必要です。この段落では妊娠中の基本的な過ごし方について解説します。

妊娠中は車の運転に気をつける

妊娠初期はホルモンバランスが急激に変化します。ホルモンバランスの変化は、自律神経にも影響するので、体にさまざまな不調が現れがちです。

たとえば、つわりの症状が現れる時期は、急に気分が悪くなったり眠くなったりします。車の運転中に気分が悪くなったり、眠気に襲われたりすることもあるので、注意が必要です。もしも運転中につわりの症状が出たときには、迷わず車の運転をやめて休むようにしましょう。つわりがひどい場合は運転を控えることも大事です。

軽い運動を心がける

妊娠中は、通常時よりも体重が増えます。お腹の赤ちゃんに血液を送るため、母体を循環する血液の量が増えることと、栄養を蓄えるために皮下脂肪が増えることが体重増加の原因です。

しかし、体重増加が当たり前の時期でも、適正な増加の範囲でなければ、体に大きな負担がかかってしまいます。体重が増えすぎると、子宮の血流が悪くなり、赤ちゃんに必要な栄養が届かなくなってしまうので、適度に体を動かして体重維持することが必要です。

筋肉が少なく冷え性の人は特に軽い運動を心がけ、全身に血液が行き届くようにしましょう。

転倒に気をつける

妊娠中はつまずいて転倒しないように注意しましょう。

お腹が目立たない妊娠初期は楽に足元を確認できますが、妊娠中期以降は徐々に大きなお腹が邪魔になって足元が見えにくくなってきます。階段のような大きな段差だけでなく、部屋の中の小さな段差でもつまずきやすくなるので要注意です。

妊娠前のような反応ができなくなってくるので、転倒して腰やお腹を打ち付けないように気を付けて移動することが必要になってきます。手すりがある場合は、つかまってゆっくり歩くことを心がけましょう。

何かあればすぐに病院へ連絡する

妊娠中は何が起こっても不思議はありません。しかも、毎日のように体の内外で変化が起こります。妊婦にとって妊娠は、自分の体の中で起こっていることでありながら、半分は自分の体のことではないのですから、体調管理も簡単とは言いかねます。あまり細かいことを気にして心配しすぎるとストレスになってしまいますが、起こりうるトラブルの中には、自己判断が難しいことも出てくるはずです。

たとえば、つわりがひどくて水も飲めない、腹痛の位置が気になる、おりものや血液が下着につくなど、妊娠中とはいえ心配なこともあります。そんなときはすぐに病院へ連絡して医師の指示を仰ぐようにしましょう。外出先などでも、いつでもすぐに病院へ行けるように、診察カードや健康保険証、母子手帳は持ち歩くようにすることも大事です。

出産に向けて少しずつ準備をする

妊娠中は、動きやすい時期から少しずつ出産に向けて準備をしていくようにしましょう。具体的には、病院で出産する際の入院グッズの用意です。

妊娠初期、中期、後期では体型も体調も違います。出産間近になってから急に準備を始めようと思っても、お腹が大きくなってからではやりにくいこともあることを想定して、動きやすいときから少しずつ準備を進めていくようにしましょう。病院で出産予定の場合でも、出産予定日に合わせて入院するわけではありません。予定日よりも前になることも多いので、いざ入院となったときにすぐ持ち出せるようにしておくことが大事です。

出産準備が必要なのは物だけではありません。心の準備も必要です。落ち着いて出産に臨めるように、出産時の呼吸法を練習しておいてもよいでしょう。

妊娠中に心がけたい食事

妊娠中に心がけたい食事イメージ
妊娠中は、妊娠を維持するために必要な栄養以外に、赤ちゃんの体を作り育てるための栄養も必要です。この段落では、必要な栄養をしっかり摂れるように、妊娠中に心がけたい食事について解説します。

つわり中は食べられる物を少しずつ食べる

妊娠初期は、つわりの影響でまともな食事ができない人が目立ちます。つわりには個人差があり、まったく何も食べられないという人ばかりではありませんが、妊娠中の食事だからといって食事内容にまであまりこだわりすぎると、吐き気で満足に食事ができない人が続出することになってしまうかもしれません。

つわりがひどいときには無理に食べようとせず、食べられるものを探して少しずつ食べるようにしましょう。レモン水でうがいをしたり、キュウリをかじったりすると口の中がさっぱりして吐き気が収まる場合もあります。

和食中心に食べる

妊娠中の食事は、脂肪の摂りすぎを防ぐためにも、和食中心のメニューがおすすめです。ご飯、味噌汁、焼き魚、野菜の煮物といった組み合わせは、カロリー控えめで食物繊維も豊富なので、妊婦が必要な栄養を効率よく摂ることができます。

魚はDHAやEPAが豊富な青魚のアジやサバ、鮭などがおすすめです。鮭には、天然の抗酸化物質アスタキサンチンも豊富に含まれています。ただし、和食は塩分が多くなりがちです。妊娠高血圧症候群を防ぐためにも塩分量は控えめにしましょう。

妊婦におすすめの栄養素を摂る

妊娠したら積極的に摂りたい栄養素がいくつかあります。その中でも、特に意識して摂りたいのが葉酸と鉄分です。

葉酸はビタミンB群の一種で、細胞を作るときに必要なDNAや核酸の合成に欠かせない成分です。葉酸をきちんと摂ることで赤ちゃんの無脳症や神経管閉鎖障害のリスクを軽減できるとして、国でも積極的な摂取を推奨しています。

一方、鉄分は赤血球を作るのに不可欠な成分です。妊娠中は子宮まで酸素や栄養を届けるために大量な血液が必要になるうえに、赤ちゃんの分も血液が必要になるため、妊婦は貧血に陥りやすくなります。レバーや赤身肉などを食べて鉄不足を防ぐようにしましょう。

妊婦には良くない食べ物・成分を避ける

妊娠中は、丈夫な赤ちゃんを育てるために積極的に摂りたい食べ物や成分がある一方で、妊婦は食べないほうがよい食べ物や成分もあります。知らずに摂ってしまうと危険な場合もあるので、この段落では妊婦は避けたほうがよい食べ物や成分について解説します。

1.カフェイン

カフェインの過剰摂取は不安や震え、心拍数の増加など体に悪影響を与えます。そのため、カフェインは妊娠中の摂取を避けたい成分の1つです。ただし、胎児にどのような影響が出るかは確定していません。しかし、カフェインには軽い覚醒作用などがあるため、人によっては1杯飲んだだけでも眠れなくなる場合があります。妊婦はカフェインの摂取を控えるのが望ましいといえますが、もし摂るのであれば、1日にコーヒー3~4杯程度までに留めるようにしましょう。

2.生の食材

妊娠中は、生ものを控えたほうが安心です。加熱処理していない食べ物は食中毒のリスクが高いためです。特に、妊娠中はリステリア菌に感染しやすく、赤ちゃんにも悪影響を及ぼします。

リステリア感染症のリスクがあるのは、刺身のように見るからに生であることがわかるものだけではありません。ナチュラルチーズやスモークサーモン、生ハム、肉や魚のパテなど、一見しただけでは生ものには見えないものにも、リステリア菌感染のリスクがあります。妊娠中はそのような食材は避けて、十分に加熱した料理を選んで食べるようにしましょう。

3.ヨウ素

妊娠中、摂りすぎに注意したいのがヨウ素です。

ヨウ素は藻類などに含まれる赤ちゃんの生育には重要な栄養素で、生命維持には欠かせない甲状腺ホルモンの主原料となるものでもあります。コンブなどの藻類に多く含まれる成分のため、体によさそうだとつい多めにとってしまいがちです。しかし、妊婦の場合は過剰摂取すると母体に甲状腺の異常が現れたり、赤ちゃんに先天性甲状腺機能低下症が現れたりする可能性があります。特に、甲状腺ホルモンが出なくなる橋本病の人は、ヨウ素を過剰に摂取したことにより、甲状腺ホルモンの分泌量が低下するケースがあります。

ただし、ヨウ素を摂る際に心配なのは摂りすぎなので、藻類を食べる際には医師に相談して、どれくらいの分量までなら食べてもよいか確認するようにしましょう。

妊娠中の食べ過ぎを防ぐ方法

妊娠中の食べ過ぎイメージ
妊娠初期はつわりなどで食べられない時期がある一方で、中期以降は不快感が軽減して、急激に食欲が出てくる場合があります。この段落では、妊娠中の食べ過ぎを防ぐ方法について解説します。

妊娠中の食べ過ぎのリスク

妊娠中は、妊娠を維持して胎児を成長させるために十分な栄養を摂ることが必要です。しかし、何でもたくさん食べればよいというものでもありません。食べる量についてもきちんと把握しましょう。食べ過ぎにも注意が必要です。

食べ過ぎによって体重が増えすぎると、妊娠高血圧症候群や帝王切開のリスクが高くなってしまいます。妊娠前に肥満だった場合も、糖尿病や巨大児分娩のリスクが高くなるので、食べ過ぎには十分な注意が必要です。

妊娠中の食べ過ぎを防ぐ方法

妊娠中は、さまざまなリスクを避けるために食べ過ぎを防ぐことが重要です。この段落ではどのような食べ方をすれば妊娠中の食べすぎを防げるのか、具体的な方法を紹介します。

1.さまざまな食材を少しずつ食べる

妊娠中には積極的に摂りたい栄養素がいろいろありますが、偏りがあったり摂りすぎたりするのはよくありません。必要な栄養素をバランスよく摂ることを意識して、さまざまな食材を少しずつ食べるようにするとよいでしょう。

空腹の時間があるとついついどか食いをしてしまいがちです。妊娠中は、1日の食事回数を増やし、食べる量を小分けして、空腹の時間をなくすようすると食べ過ぎを防げます。できるだけ食材の種類を多くして、さまざまな食材を口にできるようにしておくと飽きが来ません。

2.野菜をたくさん食べる

お腹が空くとつい食べ過ぎてしまうというのであれば、野菜をたくさん食べるようにするのも1つの方法です。どうしてもたくさん食べたい場合、カロリーが少なく食物繊維やビタミン類が豊富な野菜でかさ増ししましょう。空腹感を抑えられるうえに食物繊維を多く摂れば便秘対策にもなります。

ただし、野菜の種類を選ぶことも大事です。根菜類は食物繊維が多い一方で糖質もたくさん含まれています。抗酸化ビタミンを多く含む緑黄色野菜を多めにとるようにするとよいでしょう。

妊娠中の飲み会の対応方法

妊娠中の飲み会イメージ
妊娠中も仕事を続けている場合は、飲み会に誘われることがあるかもしれません。妊娠中でも飲み会に参加してよいのでしょうか。この段落では、妊娠中の飲み会の対応について解説します。

アルコール摂取による妊娠中のリスクを認識する

まずは、妊娠中にアルコールを摂取することのリスクをしっかり理解しておきましょう。

妊娠中の飲酒がなぜ問題視されるのかというと、吸収されたアルコールが血液を介してお腹の赤ちゃんに悪影響を与えるからです。具体的には、低体重の奇形や脳障害などのリスクが高まります。これらは胎児性アルコール症候群といわれる症状で、出生後にはADHDや成人後のアルコール依存症などの症状が現れることもある深刻なものです。

妊娠のどの期間でも胎児に影響を与える可能性があるため、妊娠中のアルコール摂取は避けるようにしましょう。

無理をして参加しない

妊娠中は、あえて飲み会には参加しないという選択肢もあります。

職場の付き合いとしてどうしても参加しなければならないのであれば別ですが、行くかどうか迷うのであれば、無理して参加するのはやめておいたほうがよいでしょう。特に、参加者の中に喫煙者がいる場合は受動喫煙のリスクがあります。もしもタバコを吸う人がいる飲み会に出席するのであれば、できるだけ離れた席に座り、可能であればタバコを控えてもらうようにお願いしましょう。

妊娠初期はまだ体調が安定していないうえに、つわりがひどい時期でもあります。少なくとも妊娠初期は無理して飲み会に参加するのはやめておいたほうがよいでしょう。仮に、参加する場合でも、アルコールは飲まないことが前提です。母親が飲酒をすると、赤ちゃんに重大なリスクを負わせてしまう可能性もあります。もし参加すると、その場の雰囲気で飲まなければならなくなるというのであれば、飲み会を欠席する勇気も必要でしょう。

妊娠中に飛行機に乗る場合の注意点

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妊娠中でも、帰省や冠婚葬祭などで飛行機を利用しなければならないケースがあります。しかし、大きなお腹を抱えて飛行機に乗るのは簡単なことではありません。この段落では、妊娠中に飛行機に乗る場合の注意点を紹介します。

妊娠中に飛行機に乗るリスク

妊娠中でも、35週までは特別な申請をしなくても飛行機に乗ることは可能です。しかし、安定期に入る前と、お腹が目立つ29週以降は、担当の産婦人科医に飛行機での移動は可能かどうか事前に確認しておいたほうがよいでしょう。

特につわりや出血など気になる症状がある場合は、自己判断せず医師に相談することが大事です。貧血や切迫流産などの症状がある人は、気圧の変化で症状が悪化する可能性があります。乗らなくて済むのであれば、乗らないほうがよいでしょう。

36週以降はお腹が張りやすく出産が近い時期です。航空会社によって、搭乗に際して診断書が必要な時期や、医師の同伴が必要な時期が異なります。

また、妊娠中の飛行機利用はエコノミークラス症候群のリスクが高まります。妊娠中は、赤ちゃんに栄養を供給するために、通常時よりも体の中を循環する血液量が増えているからです。体重も重くなっているので、長時間同じ姿勢で狭い席に座り続けていると、血栓ができてしまう恐れがあります。

35週以降で飛行機に乗る場合の条件

35週目までは申請無しで搭乗できる場合がほとんどですが、36週以降は臨月にあたり、いつ出産があってもおかしくありません。そのため、多くの航空会社では、36週以降の妊婦には、医師の診断書を提出するように求めています。

航空会社により扱いが異なりますが、出産予定日の7日前からは、搭乗に際して医師の同伴も必要になってくるのが普通です。ですから、里帰り出産を予定している人で、移動に飛行機を使う場合は、できるだけ診断書などの提出が不要な時期に、移動の予定を入れておくようにしましょう。

飛行機に乗るときは医師への相談が必要

航空機会社の決まりでは、35週までは医師の診断書などの提出は不要となっています。しかし、その間は妊婦が飛行機に乗っても問題はないと太鼓判を押しているわけではありません。上空の高いところを飛ぶため気圧の変化があるうえに、離発着時には加速度の影響も受けます。妊娠中はいつどのような理由で体調変化が起きるかわからないのですから、飛行機に乗るときには医師への相談が不可欠です。病院で切迫流産や切迫早産の症状がないことを確認してから飛行機に乗るようにしましょう。

妊娠中の貧血の対処法

妊娠中の貧血イメージ
妊娠中は貧血に悩まされる女性が多く見られます。通常時は貧血ではない場合でも貧血になることが少なくありません。ですから、事前に貧血の対処を知っておくことが大事です。この段落では妊娠中の貧血の対処法について解説します。

妊娠初期に貧血になりやすい理由

妊娠期間はいずれの時期も通常時よりは貧血になりやすいといえますが、特に妊娠初期は貧血になりやすい時期です。貧血とは、赤血球の成分であるヘモグロビンの量が正常より少なくなる症状のことを言います。

ヘモグロビンは全身へ酸素を運ぶ役割をするものです。つまり、ヘモグロビンの量が不足するということは、体の中が酸欠状態になってしまうことを意味します。妊娠初期に貧血になりやすいのは、赤ちゃんに栄養を送るため普段よりも多くの血液が必要になるためです。必要な血液の量のわりにヘモグロビンが少ないため貧血になってしまいます。

貧血の症状

貧血は、ヘモグロビンが不足しているため、体の中で酸素を必要としているところに十分な酸素を送れない状況です。ですから、体の中で酸欠を起こしているのと同じと考えられます。

貧血の主な症状は、運動機能の低下、倦怠感、動機や息切れ、立ちくらみなどです。この他にも、貧血が重症の場合には、頭痛や耳鳴りがしたり、顔が青白くなったりします。いずれも、血液による酸素の運搬がうまく機能していないために、各組織の酸素不足が引き起こしている症状です。

貧血になった場合の対処法

妊娠に伴って貧血になった場合には、医師に鉄剤を処方してもらいます。妊娠中の貧血の多くが鉄欠乏性貧血という種類の貧血だからです。

鉄分を含む食べ物を積極的に摂るという方法もありますが、鉄分は吸収率がよくありません。鉄には動物性のヘム鉄と植物性の非ヘム鉄があり、ヘム鉄は10~20%の吸収率ですが、非ヘム鉄は2~5%程度しか吸収されないのです。処方してもらった鉄剤やサプリメントを摂るときは、ヘモグロビンの材料になるたんぱく質や鉄の吸収を高めるビタミンCを同時に摂取すると効率的です。

妊娠中に風邪をひいた場合の対処法

妊娠中に風邪を引いたイメージ
妊娠中は薬の服用が制限されるので、風邪などの感染症には気を付ける必要があります。しかし、妊娠中は免疫力が落ちている分、風邪もひきやすくなっています。この段落では、妊娠中に風邪をひいた場合の対処法について解説します。

妊娠中の風邪が赤ちゃんに与える影響

妊娠中に風邪をひいた場合、赤ちゃんにどのような影響があるのでしょうか。

実は、風邪のウイルスが直接お腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼすというような報告はありません。しかし、市販の風邪薬などを飲むことで、胎児の発育に影響を与えることはあります。特に、妊娠に気付く前の段階で風邪をひいた場合には、不用意に市販の風邪薬を服用してしまう可能性があり胎児が危険です。インフルエンザウイルスの場合、お腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼす心配はなくても、抵抗力が弱まっている妊婦は症状が重くなりやすく、体調が悪化して早産になるケースがあります。

妊娠中に風邪をひいた場合の対処法

万が一妊娠中に風邪をひいた場合は、どのような対応をするとよいのでしょうか。妊娠中ならではの特殊な対応が必要かどうかも気になります。妊娠中、特に気を付けなければならない点についても知っておきましょう。この段落では、風邪をひいた際の対処法を紹介します。

1.病院へ行く

妊娠中は市販の風邪薬や解熱剤を服用するわけにはいきません。含まれている成分によっては、胎児に影響が出る可能性があるからです。特に、解熱剤は飲むタイミングを誤ると、ウイルスを殺す前に熱を下げてしまいます。熱や倦怠感など風邪の症状が現れたときには、早めに病院へ行くことが大事です。

病院では、主治医の指示を仰ぎ、言われたとおりにするように心がけましょう。たかが風邪などと油断するのは禁物です。くれぐれも自己判断で悪化させないように気を付けましょう。

2.水分補給をする

妊娠中に風邪をひいた場合には、こまめな水分補給を心がけましょう。特に熱が出たときは脱水症状に注意が必要です。

妊娠中は通常時よりも代謝が上がっているため、汗をよくかきます。普段あまり汗をかかないという人は、気付かないうちに想像以上の汗をかいているかもしれません。寒い季節はあまり汗をかいていることを意識しないので、じんわりとかいた汗には気付かない可能性もあります。熱があるときは脱水症状になりやすいことを意識して、しっかり水分補給をするようにしましょう。

3.無理をして動かない

妊娠中に風邪をひいたら、あまり無理して動き回らないようにしましょう。無理して動き回ると悪化する可能性があります。

やらなければならないことがあっても、無理をして体調の悪い期間を長くしてしまったのでは、かえって迷惑をかけてしまうかもしれません。安静にして体調を整えたほうが早く治るのであれば思い切って休んで、その分早く仕事や家事に復帰したほうが周りの人のためにもなります。

体調の悪いときは仕事や家事は休ませてもらい、体を温かくして安静にすることも必要です。

妊娠中の風疹の危険性

風しん予防注射イメージ
妊娠中に気を付けなければいけない病気に風疹があります。妊娠中に風疹にかかると、高確率で胎児に重大な影響が出てしまうからです。風疹の恐ろしさがわかれば、しっかり対処しなければいけないことも理解できるでしょう。この段落では、妊娠中の風疹の危険性について解説します。

風疹とは何か

風疹は風疹ウイルスによる急性の発疹性感染症です。風疹ウイルスはとても感染力が強く、潜伏期間が2~3週間と長い点に問題があります。というのも、流行しやすい時期が春先から初夏で、風疹ウイルスに感染しているにも関わらず、症状が出ないという人もいるからです。症状が出ていない人は、自分が風疹にかかっていることに気付かないまま周りの人を感染させてしまうことがあります。いつ誰から移ったのかがわかりにくい感染症で、発疹や発熱、リンパ節の腫れが主な症状です。

妊娠中に風疹に罹る危険性

風疹の恐ろしいところは、妊娠初期の母親が風疹にかかると、胎児にも風疹ウイルスが感染してしまうという点です。

風疹は感染していても症状が出ない人がいるうえに、いつ誰から移ったのかがわかりにくいため、風疹の抗体を持っていない人は症状が出ないまま、妊婦に風疹を移してしまう可能性があります。母親にも風疹に感染した自覚がないまま胎児に風疹ウイルスを移してしまうことさえあるくらいです。

胎児が感染すると、高確率で先天性風疹症候群になり、心疾患や白内障、難聴、発達障害というリスクを負って生まれてくることになります。

風疹の予防接種

風疹はとても感染力が強く、妊婦が感染すると恐ろしい結果を招いてしまう感染症ですが、予防接種によって防ぐことができる病気でもあります。子ども時代を含めて妊娠前に2回の予防接種を受けると、風疹の抗体ができるため、感染を防ぐことが可能です。

子どもの頃に予防接種を受けていない人は、妊娠前に2回の接種ができるように早めに受けておきましょう。妊娠中は予防接種を受けられません。夫が外で感染して風疹ウイルスを妻に移すことを防ぐために、夫にも予防接種を受けてもらうと安心です。

妊娠中は様々なことに注意を払おう!何かあればすぐ病院へ

何かあればすぐに病院へ!のイメージ
妊娠中は、食事や体調の変化などさまざまなことに注意を払う必要があります。妊娠前は簡単にできていたこともお腹が大きくなってくると難しくなってくるからです。起きやすいトラブルを想定して、どのように動くかを事前に考えておくと安心です。

しかし、あまり行動を規制しすぎると、かえってストレスを溜める原因になってしまいます。一番大切なのは、なるべくストレスを溜めずにリラックスして過ごすことです。心配なことがあったら、すぐに病院で相談しましょう。

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