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安定期でも妊娠中は過信禁物!食事や旅行など過ごし方の注意点

妊娠初期を過ぎた頃から、安定期と呼ばれる時期に入ります。妊娠初期にはさまざまな不安要素が多いため、安定期に入るのを心待ちにしている人も多いことでしょう。ここでは、安定期とは具体的にいつのことなのか、安定期にはどんな過ごし方がいいのかについて紹介します。妊娠期間中を安全に過ごすために、安定期についても正しく知っておきましょう。

妊娠中の安定期とは

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10カ月に渡る妊娠期間中には、安定期と呼ばれる期間があります。妊娠5カ月目、6カ月目、7カ月目にあたる妊娠中期が、安定期にあたります。週数で数えると妊娠16~27週目までが安定期となり、これはお腹が大きくなってきて見た目にも妊婦らしい体つきになる時期です。安定期と呼ばれるだけあって、さまざまな体の変化を伴う妊娠期間中でも、この時期は比較的体が安定している時期となります。妊娠初期にはつわりに悩まされる人が多く、妊娠後期には大きくなったお腹によってさまざまな症状が出てきます。しかし、安定期である妊娠中期はこれらの悩みから解放されやすい時期なのです。

ただし、人によっては安定期でもつわりがあったり体調が安定しない場合もあります。また、妊娠期間中は安定期であっても体が完全に安定しているわけではありません。妊娠期間中において、比較的安定しやすい時期という意味で安定期と呼ばれていることを覚えておきましょう。

妊娠中の安定期の妊婦と赤ちゃんの特徴

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妊娠期間中における安定期の妊婦と赤ちゃんは、一体どんな状態なのでしょうか。まずは、妊婦と赤ちゃん、それぞれの特徴を詳しく見ていきます。

1.妊婦の状態

安定期に入ると、妊娠初期に悩まされていたつわりが治まってくる人が大半です。つわりによる吐き気で食欲がなかったという人も、食欲が戻り食事ができるようになります。また、お腹が大きくなる頃なので妊娠した喜びを肌で感じ始める時期となっています。

お腹だけでなく体全体が丸みを帯びてくるため、ふっくらとした体型になってくることも特徴です。そして、妊娠初期に比べると流産の可能性が低くなります。これによって、妊娠初期よりも安心して動くことができる時期といえます。妊娠後期ほどお腹も大きくなっていないため、妊娠期間の中では一番活動的になれる時期といえるでしょう。

2.赤ちゃんの状態

安定期に入ると、赤ちゃんは皮下脂肪がついてきます。少しずつ赤ちゃんらしい体型になり、皮膚も赤くなってくる時期です。骨も丈夫になり、体の基礎がだんだんとできあがってきます。また、聴覚や味覚が発達してくる時期でもあるため、お母さんの声などが聞こえるようになります。手や足もしっかりしてくるので、羊水の中で動くことが多くなり胎動を感じられるようになるのもこの時期です。

妊娠中の安定期の食事

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妊娠中には、食事にも配慮していく必要があります。口にしたものが赤ちゃんへ影響することもあるため、食材にも注意する必要があるのです。ここでは、妊娠中における安定期の食事について説明します。

1.安定期の食事

安定期であっても、積極的に取り入れたいものと控えたいものがあります。そこで、まずは安定期における食事の内容について詳しく紹介します。

積極的に口にしたほうが良い食べ物・飲み物

安定期に入ったら、積極的に口にしたい食べ物があります。まずは、葉酸が多く含まれる食べ物です。葉酸は、健康な赤ちゃんをお腹で育てていくために重要となる栄養素の1つです。毎日積極的に摂取をして、葉酸不足にならないようにしていきましょう。葉酸は、ほうれん草やモロヘイヤ、ブロッコリーなどに多く含まれます。また、赤ちゃんを育てるためには鉄分も多く必要です。赤身肉やレバーなどに含まれるヘム鉄は体への吸収がいいので、たくさん摂っていくといいでしょう。海藻や大豆などに含まれる非ヘム鉄を摂る場合には、柑橘類やイモ類に多く含まれるビタミンCと一緒に摂取すると体への吸収率がよくなります。

飲み物では、ノンカフェインを選んでいきましょう。カフェインは多く摂ると赤ちゃんに影響してしまう可能性があるため、控える必要があります。コーヒーが好きな人は、ノンカフェインのたんぽぽコーヒーなどを飲むと安心です。また、ミネラルが豊富な麦茶も積極的に飲んでいきたいものの1つです。また、ルイボスティーは飲みやすいハーブティーであるうえにビタミンやミネラルが豊富なので栄養摂取の面でも効果的となります。

安定期でも口にしないほうが良い食べ物

安定期とはいっても、口にしないほうが安心な食べ物も多くあります。

まずは、なまものです。なまものは加熱処理がされていないため、食中毒の危険が高くなっています。妊娠中には食中毒になるリスクを避けるために、なまものの摂取は避けましょう。加熱処理されている魚介類は栄養価が高く積極的に取り入れたいところですが、注意したい魚もあります。水銀の濃度が高い魚介類は、特に注意して避けていく必要があるのです。魚介類に含まれる水銀は、胎児への影響がさほど大きくないとはされていますが、影響がないとも言い切れません。そこで、キンメダイやクロマグロ、メバチ、マカジキなどは安定期であっても妊娠中は避けたほうが無難といえるのです。

2.食べ過ぎに注意

妊娠中は、体重管理が大切です。体重が増えすぎてしまうと、難産になる可能性が高くなるなどのリスクが高くなるからです。安定期に入ると、今までつわりで思うように食事ができなかった反動により、食べ過ぎてしまうケースが多くなっています。そのうえ、妊娠中は黄体ホルモンの分泌が多くなるために、脂肪がつきやすくなり太りやすい体質となっています。
例え妊娠前と変わらない食事の量だったとしても、妊娠中は太ってしまう要因になることも多いのです。ここで食べ過ぎてしまうと、一気に体重が増えてしまうことも少なくありません。安定期で食事が楽しめる時期ではあるものの、気を抜かずに食べ過ぎないよう注意する必要があるのです。野菜や水分を食前に多く摂ると、食べ過ぎを防ぐことができて効果的です。

妊娠中の安定期の過ごし方

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安定期とはいっても、妊娠中であることに変わりはありません。妊娠期間中で活動しやすい時期ではあるものの、過ごし方には押さえておきたいポイントがあるのです。安定期を安全に過ごすためにも、過ごし方について知っておきましょう。

1.運動は無理のない程度にする

安定期は活動しやすい時期ですが、運動は無理のない程度にすることが大切です。適度な運動は血行促進につながるので効果的ですが、激しすぎる運動は母体への負担が大きくなってしまいます。母体への負担が大きくなると、運動による体への効果は半減する結果となってしまいます。

そこで、適度な運動量に留めることが大切です。また、妊娠中は免疫力が低下しているため、安定期であっても激しい運動で疲労を溜めないように心がけていきましょう。疲労が溜まると免疫力がさらに低下してしまうので、感染症などにかかりやすくなってしまいます。健康のために行う運動は、母体を労わりつつ適度に行う必要があるのです。

ウォーキング

安定期には、ウォーキングが効果的です。本格的なウォーキングとはいかないまでも、散歩がてらのウォーキングもいいでしょう。ウォーキングをすることで、足のむくみがとれて尿も出やすくなります。また、リフレッシュやストレス発散にもつながるので、無理のない範囲で取り入れていきたい運動といえます。

ウォーキング中は体温が上がるので、歩いていて暑くなってきたら体温調節できるように、服装を工夫しておくことが大切です。カーディガンなどを使って、体温調節がしやすい服装を心がけていきましょう。ただし、夏の猛暑日などには熱中症の危険があるので、ウォーキングは避けると安心です。また、歩いていてお腹が張ってしまったり痛みを感じる場合には、すぐに中止して休むことも重要となります。妊娠中のウォーキングは、体調と相談しつつ自分のペースで行うことが重要なのです。

マタニティヨガ

妊娠中に人気の運動としては、マタニティヨガが挙げられます。産院によってはクラスを設けて推奨していることもあるほど、妊娠中におすすめの運動なのです。

ヨガは、深い呼吸をしながらさまざまなポーズを取っていくエクササイズです。深い呼吸で息を吐くと副交感神経が優位になるため、リラックスすることができます。妊娠中は、安定期であってもストレスが溜まりやすいものです。そんなストレス発散にも、ヨガは効果的といえます。また、マタニティヨガは同じく妊娠している女性が通っています。そのため、妊婦友だちができるという点も大きなメリットといえるでしょう。

スイミング

マタニティヨガと並んで人気なのが、スイミングです。マタニティ向けのスイミングならば、妊娠中の体に合わせた運動が可能となります。

妊娠中のスイミングでは、水中を歩いたり体を動かしたりといった運動が中心となっています。この運動によって、妊娠中であっても全身の筋肉を効率的に使うことができるのです。さらに、筋肉を使って動くことで体重の増えすぎを防ぐ効果も期待できます。また、水の中でリラックスすることができるのでストレス発散にも効果的です。

2.出産準備を進める

出産を間近に控える妊娠後期になると、お腹が大きくなって動くことが億劫になってきます。そのため、安定期には出産の準備をどんどんと進めておきましょう。例えば、産褥ショーツや骨盤サポートグッズ、お産用のパッド、母乳パッドなど、出産のために必要なものは多くあります。

特に、買いに出掛ける必要があるものは活動しやすい安定期に購入しておくと安心です。ベビーベッドなどの大きなものも、安定期にそろえておけば妊娠後期が楽になります。出産はまだ先のことですが、少しずつ必要なものを揃えていき、妊娠後期はなるべくゆっくりできるようにしておきましょう。また、実際にそろえないまでも、何が必要なのかの情報は最低限集めておく必要があります。万が一、急に出産となってしまっても対処できるように、早いうちからの準備が安心なのです。

3.歯医者や美容室に行っておく

安定期が過ぎて妊娠後期になると、お腹が大きくなってしまい同じ姿勢でいることがつらくなってきます。そのため、安定期には歯医者や美容室に行っておきましょう。妊娠初期にはつわりで行きにくかった歯医者や美容室も、安定期なら体調が安定しやすいので行きやすくなります。

お腹もまだそれほど大きくなっていない安定期こそ、歯医者や美容室など同じ姿勢でいなければならない行事を済ませておくと安心なのです.特に、妊娠中や授乳中は歯のトラブルに悩まされることも少なくありません。安定期のタイミングこそ、歯医者に出向いてできる限りのケアをしていきましょう。

4.安定期だからといって過信しない

安定期は、妊娠期間の中では体調が一番安定しやすい時期です。しかし、絶対に安全で安定しているというわけではありません。あくまでも妊娠中において、比較的安定している状態なのです。そのため、安定期だからといって仕事で残業を続けたり睡眠時間を削って家事と仕事を両立するなどの無理は禁物です。無理をすれば、それだけ母体に負担がかかって安定期でも妊娠に影響することがあります。

妊娠初期に流産してしまう原因のほとんどは、赤ちゃんの染色体異常であるといわれています。しかし、安定期におけるトラブルでは母体に原因があるケースが多いのです。お腹の赤ちゃんを守るためにも、無理をしないことを忘れずに安定期を過ごしていきましょう。

妊娠中の安定期の旅行について

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妊娠中は、夫婦水入らずでゆっくり旅行ができる最後の機会です。そのため、安定期にこそ旅行に行きたいと思っている人も多いものです。しかし、妊娠中の旅行は通常時よりも十分な注意が必要となります。そこで、旅行の注意点や持ち物などを紹介します。

1.旅行に行く際の持ち物

安定期での旅行には、必ず持っていきたい持ち物があります。まずは、保険証と母子手帳です。妊娠中はいつ何があるかわからないため、この2つはいつでも持ち歩くようにしましょう。そして、下半身を冷やさないためのひざ掛け、何かあったときのためのナプキンも持っていくと安心です。

さらに、飛行機のフライトなどで長時間同じ姿勢になることが考えられる場合には、むくみとりの靴下があるといいでしょう。これらのグッズがあれば、旅行中でも快適で安心して過ごしやすくなります。

2.飛行機に乗る際の注意点

旅行の際に飛行機に乗って遠出する場合には、さまざまな注意が必要です。注意点を知って、安全に旅行できるように心がけていきましょう。

主治医に許可を取る

安定期であっても、妊娠中の旅行は絶対に安全というわけではありません。いつ何があるかわからない妊娠中だからこそ、体調と相談しながらスケジュールを進める必要があるのです。

妊娠中の思い出作りのためや里帰りのためなど、安定期に飛行機に乗る理由はさまざまですが、いずれにしても飛行機は空の上の密室となり、長時間の移動となることが多いものです。そのため、飛行機に乗る場合は必ず主治医に許可を取りましょう。現在の体調で乗っても問題がないか、注意するべき点はあるかなどをしっかり確認しておくと安心となります。

航空会社の対応を確認しておく

妊娠後期になると、飛行機に乗るためには医師の診断書が必要になります。しかし、安定期であれば診断書なしでのフライトが可能です。そんな安定期に飛行機に乗ることになったら、航空会社の対応を確認しておくと安心です。各航空会社では、妊娠中の女性に対してのサービスが完備されています。

例えば、JALでは「ママおでかけサポート」「ママ&ベビーおでかけサポートガイド」がもらえます。さらに、優先的に機内へ案内してもらえるので、体への負担が大きい妊娠中にはとてもありがたいのではないでしょうか。
ANAでは、空港でANAオリジナルの「マタニティマークタグ」がもらえます。さらに、空港での電動カートサービスや機内安心サービスが受けられます。こうしたサービスが充実していれば、妊娠中のフライトも安心して快適に過ごすことが可能です。航空会社によって妊娠中の女性に対するサービスが違うため、事前に確認しておくことが大切です。

エコノミークラス症候群に注意する

安定期に飛行機に乗る場合には、エコノミークラス症候群に十分注意しましょう。エコノミークラス症候群とは、長時間同じ姿勢でいることで下半身が圧迫され、血栓ができてしまう症状のことをいいます。

妊娠中は特に足がむくみやすい状態となっているので、エコノミークラス症候群になりやすいとされています。そのため、フライト中は足をぶらぶらさせたりマッサージしたりしてこまめに足を動かしておきましょう。むくみをとるための靴下を利用するのも効果的です。

3.温泉に入るときの注意点

旅行に行ったら温泉に入りたいものです。しかし、妊娠中の温泉では注意したい点がいくつかあります。注意点を押さえて、安全に温泉を楽しんでいきましょう。

1人で入らない

安定期であっても、温泉は1人で入らないようにしたほうが安心です。万が一温泉に入っているときに体調が悪化してしまった場合、1人では対応しきれないこともあるからです。妊娠中は、体が刺激に敏感になっている時期となります。そのため、いつもは問題なく入れているような温泉でも体調に影響してしまう可能性も考えられるのです。だからこそ、友人や家族と一緒に入るようにして、トラブルが起きても対応できる環境を作っておくと安心となります。

のぼせるまで入らない

安定期では、温泉に長時間入らないことも大切です。特に、のぼせるまで入っていると体が疲労を感じてしまいます。疲労した体は免疫力が下がってしまい、ちょっとしたウイルスなどにも感染しやすくなります。妊娠中はただでさえ免疫力が下がっているので、体を疲れさせないことが大切なのです。そこで、38度程度の温泉で10分程度の入浴が安心です。また、湯疲れをする前に上がって水分補給をしていきましょう。こうして、体をしっかりとケアしてあげることが大切なのです。

足元に注意する

温泉は床が濡れている場合が多いため、とてもすべりやすくなっています。また、温泉の成分によってはヌルヌルしていてすべりやすい場所も多いものです。安定期に入ると、お腹がある程度大きくなり足元が見えにくくなってきます。すると、足元をしっかり確認しにくくなりすべりやすくなってしまうのです。安定期とはいえ、すべって転んでしまんでは大変なので、足元には十分に注意してゆっくり移動していきましょう。

安定期に気をつけたいトラブル

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安定期とはいっても、妊娠中はトラブルが起きやすい時期です。そこで、安定期だからこそ気をつけたいトラブルについても紹介します。

1.転倒

安定期には、お腹が大きくなってくることも影響して転倒しやすくなっています。足元が見えにくくなるため、慣れた場所でも思いがけず転倒してしまうことも少なくありません。特に、階段や段差のある場所では転んだりつまずいたりしないように十分気をつけましょう。また、部屋の中であっても落ちているものを踏んで足を怪我したり、つまずいてしまうケースがあります。

可能な限りきれいに片付けて、転倒のリスクを最小限に抑えておくと安心です。
安定期は活動しやすい時期となるため、行動範囲も広がります。そこで、歩く際には普段からゆっくりと行動し、手すりがある場所では捕まって安全第一に歩くことが大切です。転倒は、母子ともに大きな影響を受けてしまいかねません。いつも以上に足元に注意する習慣をつけて、安全に移動していきましょう。

2.腰痛

安定期に多いトラブルとしては、腰痛が挙げられます。大きくなり重たくなったお腹を支えることで腰に大きな負担がかかり、腰痛になりやすくなるのです。さらに、赤ちゃんの通り道である産道を確保するために、出産に向けて骨盤が緩んでゆがみやすくなっています。

これによって下半身が安定しにくくなることから、腰への負担は大きくなり腰痛となってしまうのです。そんな腰痛には、ストレッチがおすすめです。無理のない範囲でストレッチをして、腰への負担を軽減していきましょう。また、腰回りを温めると腰痛の緩和につながります。腹巻きなどを使って、腰回りが冷えることのないように配慮していくと安心です。

3.足のむくみ

腰痛と並んで多くの人が経験するのが、足のむくみです。妊娠中はいつも以上に足がむくみやすいものですが、お腹が大きくなってくる安定期にはさらにむくみやすい状態となっています。むくみがひどくなると、こむら返りを起こしてしまうことも少なくありません。こむら返りは激痛を伴うため、むくみが悪化する前に対処していくと安心となります。

例えば、むくみとりの靴下を履く、足をマッサージするなどするとむくみ解消に効果的です。また、座るときは足を高くしたり足湯や半身浴をすることも、むくみの軽減につながります。こうした工夫を重ねて、できる限りむくみを解消していきましょう。

4.妊娠糖尿病

安定期には、妊娠糖尿病にも十分な注意が必要です。妊娠前に糖尿病でなかった人であっても、妊娠中になって糖代謝異常が見つかるというケースもあります。どんな人でも発症するリスクがあることを念頭に置き、日頃から気をつけておく必要があるのです。妊娠糖尿病になると、羊水が通常とは異なった量になってしまったり、網膜症を起こしてしまったりといった症状が現れます。

さらに、赤ちゃんが巨大児になってしまったり低血糖になってしまったりというリスクも想定されるため、事前の予防がとても大切とされているのです。最悪の場合には流産の可能性もあるため、日頃から糖分は控えておくと安心です。特に、安定期は食欲も戻ってきて食べ過ぎてしまう可能性が高くなるため、十分に注意していきましょう。

5.妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群は、妊娠中に起こる高血圧の症状です。高血圧と同時に蛋白尿が出ている場合には、妊娠高血圧腎症となります。こうしたトラブルでは、妊婦の肝機能障害や腎機能障害、血液凝固障害といったリスクが挙げられます。

さらに、赤ちゃんが発育不良になってしまう可能性もあるため、十分に注意する必要があるのです。特に、妊娠前から血圧が高めである場合には、医師の指導を受けてしっかりと血圧の管理を行っていきましょう。

6.切迫早産

切迫早産も、安定期に十分気をつけたいトラブルです。切迫早産は、早産の1歩手前の状態をいいます。妊娠21週までは流産と呼ばれますが、赤ちゃんが大きく成長してきている22~36週までは早産と呼ばれるのです。しかし、この週数で生まれてしまうと赤ちゃんの命に関わってくることも少なくありません。また、新生児医療を受ける必要が出てきたり、障害が残ってしまったりということも多くあります。

早産になる危険性が高くなっている切迫早産の場合はこうした大きなリスクを伴うため、注意する必要があるのです。切迫早産は、どんな妊婦にも起こり得ます。安定期にいつもと違う腹痛やお腹の張りを感じた場合には、すぐに医師に相談していきましょう。

過信は禁物!妊娠安定期はリラックスして過ごそう

つわりなどに悩まされがちとなる妊娠初期やお腹が大きくなり出産を間近に控える妊娠後期に比べると、妊娠中期となる安定期は比較的症状が安定しやすい時期です。しかし、安定期だからといって過信は禁物です。安定期にこそ気をつけたいトラブルも多くあるので、体を十分に労わりつつリラックスして過ごすことが大切なのです。妊娠生活を楽しめる時期となる安定期は、あらゆるトラブルを予防しつつ、安全に過ごせる工夫を凝らしていきましょう。

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